Recoボードとは?
Recoボードは、使用済みパネルや、容器を生産する過程で出る端材を原料として使用した完全リサイクル・環境配慮型のパネルです。これまで使い捨てるしかなかったパネルの完全リサイクルを可能とし、展示会や売り場ディスプレイの廃棄物をなくし、循環型社会の実現に貢献しています。
パネルtoパネルのリサイクルを実現した環境対応型スチレンボードとして、令和2年度「経済産業省産業技術環境局長賞」の受賞をはじめ、海洋プラスチックゴミ問題の解決に向けて環境省が推進するプラスチックスマートキャンペーンにいち早く参加するなど、各方面で有効性が注目されています。
完全リサイクルのしくみ
Recoボードは、紙や粘着剤といった異素材を一切使いません。全て同一素材「PS(ポリスチレン)」でできており、再生の妨げにならないインクで印刷しているため、分別・加工なしで原料にリサイクル可能です。
Recoボードの回収した使用済みパネルは減容機へ投入され、クラッシュしてリペレット(再原料化)された後、状況によりペレット(バージン)を加えて、最善のパネルの品質を維持した状態のリサイクルボードに再生されます。
一般的なボードの構造
Recoボードの構造
- これまでのパネルと違い、紙や粘着剤を一切使いません。
- リサイクルを考えて、すべて同一素材(ポリスチレン)でできています。
- リサイクルの妨げにならないインクで印刷しています。
完全リサイクルが可能に!
導入のメリット
環境活動のPRに
現在使用している製品から、置き換えるだけで環境活動につながります。
マスメディア・投資家へ環境事業としてPRすることも可能です。高画質・高品質・高耐久
日本経済新聞社の報道写真展や、版権物への採用実績もある高画質で訴求力の高いPOPが作成可能ですまた、プラスチックならではの耐久力で水に強く耐光性(UV加速試験で3年)があり、長く使えるため、場所を選ばず、トータルでのコストメリットもあります。
多品種小ロット生産に対応
インクジェット方式の印刷ならではの小ロット多品生産で、付加価値の高い商品をスピーディにお届けできます。
1点からでも印刷可能です。
Recoボードの特長
Recoボードは、100%リサイクル可能なだけでなく、水や湿気に強い、表裏が同一素材でできているため反りにくいなどの特長があります。
通常のパネルとは異なり、印刷面に紙を使用していないため、耐水性に優れており、冷蔵ケース内や鮮魚コーナー、雨天時の屋外など、水気の多い環境でも劣化しないのが特長です。長く使えるので、Recoボードを採用することで、エコという観点以外に、コスト面でもメリットがあります。
Recoボードは、写真展でも使えるように技術を磨いた結果、お取引様からRecoボードに印刷した写真のクオリティが高いとよく言われます。写真展では、日本経済新聞社様主催の報道写真展・東日本大震災報道写真ギャラリー「記憶 忘れてはいけないこと」にて、Recoボードが採用されました。
Recoボードはリサイクル品を使用しているため、側面が黒く、デザイン性に優れています。
表面はマットな質感で、視認性が高く、文字だけでなく、美味しそうな料理や新鮮な食材など、シズル感のある写真の印刷技術にも定評があります。接着剤不使用で、カット機にも対応しています。
環境に対する取り組みや認定
経済産業省産業技術環境局長賞
令和2年度に、資源環境技術・システム表彰において、
Recoボードのビジネスモデルが経済産業省業技術環境局長賞を
受賞。福岡県県産製品リサイクル認定
Recoボード・RecoPOPは
福岡県の県産製品リサイクル認定商品です。Plastics Smart
環境省が推進している海洋プラスチック対策の
「プラスチック・スマート」の活動に貢献します。SDGs
国連で採択された2030年までの間に日本も達成を目指している
SDGs。この取り組みにも貢献できる商品です。
既存スチレンボードとの比較
比較ポイント | Recoボード | 通常のスチレンボード + 印刷物(紙+ラミ) | ダンボール製エコボード |
---|---|---|---|
環境性 | 返却回収・リサイクル可能 | 産廃として廃棄 (焼却・埋立て) | 可熱ゴミとして廃棄 (もしくは、リサイクル業者へ委託) |
耐水性・耐候性 | 全てプラスチック製なので耐水性が高い。 冷蔵ケースや、屋外での使用も可能 | 使用している素材にもよる が、一般的に耐水性が低い。 | 湿度が高い場所での 使用不可。水濡れ厳禁。 |
反り | ダイレクト印刷なので異素材を貼ること がないため反りにくい。 | 異素同士を貼り合わせる ことで反りがおきやすい。 | 湿気により反りが発生する。 |